365 Days of Invisible Work

Artist: Werker Collective / Marina Vishmidt / Lisa Jeschke

Publisher: Spector Books

780 pages / 11.6 x 18 cm / perfect binding, tear-off

The Domestic Worker Photographer Network は、家庭内ある政治を主張するオープンネットワーク。家庭内や自宅での労働を、アマチュア写真家の目線を持ち、批評的に写真を写す。ウェブサイト（*下記参照）にアクセスすれば、誰もがコントリビューターとして寄稿可能のシステム。庭師、皿洗い、メイド、母、インターン、アーティスト、不法移民などあらゆる職業、さまざまな年代やさまざまな国籍の会員が撮影した写真が一斉に並ぶ。この活動は、2009年10月〜12月オランダのユトレヒトで開催されたプロジェクト『Living Research』の一部、ドロレス・ハイデン著書『家事大革命ーアメリカの住宅、近隣、都市におけるフェミニスト・デザインの歴史』から着想を得て、1920〜1930年代の労働写真家全盛期にみられた写真手法を再現した。労働写真家の写真は、ドラマチックな芸術的アプローチではなく、政治活動の一貫として画像解析やプロセス収集などに必要とされる他、写真愛好家たちの日々の自己表現であり、ポートレイトなどが見られる。本書は毎日1枚、365枚の写真を収集し、壁にかければ、日めくりカレンダーになる。780ページ電話帳のようなボリューム。*The Domestic Worker Photographer Network www.werkermagazine.org